概要

tsgo(TypeScript 7)の言語サービス(エディタ向け補完・LSP)で、いくつかの補完まわりの不具合が修正された。VS Code で tsgo を使うと import { のような名前付きインポートの途中でオートインポートの補完候補が一切表示されない問題や、テンプレートリテラル型などから作られたキー型のオブジェクトプロパティ名の補完がクォート設定(single/double/auto)を無視してダブルクォートで挿入される問題を修正した。LSP まわりでは、判別共用体(discriminated union)のデコードを、VS Code のクライアントが判別子を先頭に置くという前提を使って最適化し、クロスプロジェクトのパニック処理にあったスペルミスも直した。チェッカーはリクエストの連鎖を通して再入的に使い回すのをやめ、排他的に取得するようになった(並行利用によるクラッシュの対策)。

主な API・オプション

  • 補完の filterText — import 文の補完で、生成される文全体(insertText)と同じ値を持つようになった
  • クォート設定(single / double / auto)— オブジェクトプロパティ名の補完にも反映されるようになった

変更履歴

  • 2026-09-30 — チェッカーを排他的に取得するようにし、並行利用によるクラッシュを防止(#64543)⏳ 未リリース · 変更
  • 2026-09-24 — オブジェクトプロパティ名の補完でクォート設定(single/double/auto)を尊重するよう修正(#64359)⏳ 未リリース · 変更
  • 2026-09-24 — tsgo でのインポート文の補完フィルタリングの不具合を修正し、名前付きインポート内でもオートインポート候補が表示されるように(#64357)⏳ 未リリース · 変更
  • 2026-09-24 — LSP の判別共用体デコードを最適化し、判別子が先頭にある場合のデコードを高速化(#63934)⏳ 未リリース · 変更
  • 2026-09-24 — クロスプロジェクトのパニック処理での “occurred” のスペルミスを修正(#64258)⏳ 未リリース · 変更

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