概要
AI コーディングエージェント(Codex・Claude など)を使って、Next.js アプリのアップグレードや改善を支援するための仕組み。next upgrade --ai は、セキュリティ勧告がある場合に安全なバージョンへの移行をエージェントに任せられるコマンドで、移行に必要なコンテキストと引き継ぎプロンプトを用意する。渡すコンテキストは「異なるメジャー」「同じメジャー」「将来のデフォルト」に分かれ、該当するものだけが渡される。Git が無いアプリではその場で、Git があれば worktree・コミット・プルリクエストを使ってアップグレードし、worktree を使うかどうかはユーザーに確認する(未リリース)。アドバイザリは npm に対象バージョンだけを照会し、準備のできたアップグレード先があるときだけ通知する。実験的な agentFeedback は、next dev を使うエージェントセッション中に遭遇した Next.js の使いにくさを、作業を妨げずに収集する仕組みで、create-next-app の推奨デフォルトにも含まれるようになった。
主な API・オプション
next upgrade --ai(--experimental-ai="security"のエイリアス)— セキュリティ勧告があるバージョンからの安全なアップグレードをエージェントに委ねるexperimental.agenticAutoUpgrade— アップグレード成功後に設定される、今後のエージェント/人への通知用フラグexperimental.agentFeedback/experimental.agentRules—next dev実行中の困りごとを匿名化して収集する実験的ワークフローcreate-next-app --agent-feedback/--no-agent-feedback— 新規アプリでexperimental.agentFeedbackを有効/無効にする(対話式の推奨デフォルトでは有効)
変更履歴
- 2026-09-30 — create-next-app の推奨デフォルトにエージェントフィードバックを追加(#99119)📦 v16.4.0-canary.53 · 変更
- 2026-09-28 — アップグレードを別の worktree で行うかユーザーに確認するように(#99232)⏳ 未リリース · 変更
- 2026-09-28 — npm のアドバイザリ照会を絞り込み、準備のできたアップグレードだけを通知(#99222)📦 v16.4.0-canary.51 · 変更
- 2026-09-28 — Git の無いアプリでもエージェントによるアップグレードが可能に(#99217)📦 v16.4.0-canary.51 · 変更
- 2026-09-28 — エージェントによるアップグレードに必要なコンテキストだけを渡すように(#99189)📦 v16.4.0-canary.51 · 変更
- 2026-09-28 — AI アップグレードの引き継ぎに 1M コンテキストの Sonnet 5 を使用(#99183)📦 v16.4.0-canary.51 · 変更
- 2026-09-24 — 実験的な
agentFeedbackでコーディングエージェントの困りごとを収集(#98582)📦 v16.4.0-canary.42 · 変更 - 2026-09-24 —
next upgrade --aiで AI エージェントによるセキュリティアップグレードが可能に(#98562)📦 v16.4.0-canary.42 · 変更